Long

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「これを見ろ」

「こ、これは……っ


なに?

「白mらねぇのかよ!」

「初めて見たんだもん」




炯を思わせる彼の後をついていってしばらくすればとてつもなく大きなドアがあった

中に入るとホルマリン浸けの臓器があった
映画とかでよく見る光景だ


ベタだな


「フッ…」

「(剥。こいつ鼻で笑った?)」




フッと鼻で笑いながら奥を見ると今度はホルマリン浸けされた人(と思われるのだが余りに八重歯や爪が伸びてぱっと見じゃ人に見えない)が目をつぶっている





「…………これは?」

「実験体番号42の天人だ」

「吸血鬼みたい……」

「実験が失敗して人の血を吸うようになったんだ
まぁ言ってしまえば吸血鬼みたいなもんだな」

「じゃぁ最近の吸血鬼事件は!」

「恐らくこいつが犯人だな」




彼は実験が失敗したせいで夜になるとテレポートできるようになったという

なら逃げ出せばいいんじゃないかと思ったがなんか無理らしい
(理由を説明してはくれたが余りにも長くて途中で飽きたため聞いていない)



「じゃぁ炯に犯人わかったって説明しないと!」

「あ、おい!」




面白いモノを見た、と満足げな顔で来た道を戻って神威の部屋(普段そこに閉じ込められてる)に入る




「やぁ滸、どこに行ってたのかな?」

「神威!僕今からちょっと手紙渡して来る!」

「先に俺の質問に答えないと殺しちゃうぞ?」

「ひぃぃぃぃ!本気!?本気の顔してるゥゥ!?」



そこには修羅がいた






手紙を書き終えて下っ端に渡すように頼むまで5時間は掛かったという








(もう、お許しをぉぉぉ!)(やーだ♪)(いぎゃはははははははっひぃっひぃっ…ッ)(やっぱ滸には擽りの刑だネ)
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