Long
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ちょっとー、クソ惨めじゃないっすか自分ー。
「床に寝る趣味はないんだけどー…」
愚痴ったところで誰か来る訳でもなく歩伏全身で前に進んで壁だと思われるとこに手を着き起き上がって座ってみる。かなり体がきつかった。
がららっ
「滸の愛情をもらいn…
おいおい、お前らなんつー激しい喧嘩してんの?」
「喧嘩じゃないよ坂田氏ー」
「お前血だらけじゃねぇか
滸を傷物にしてないだろうな」
「ちょっぴりなってたぞ坂田氏ー」
「てんめぇぇぇ!」
「坂田氏、死ぬ、それ死ぬーっ!」
胸倉を掴んでブンブン振ってくる坂田氏(ハマった←)
「とりあえず落ち着いて坂田氏ー!」
「あいつどこ行ったんだよ、俺の嫁を返せエェェェェ!」
「…嫁は違うと思うぞ坂田氏ー」
やっと落ち着いた坂田氏に先程の話をすれば青白い顔で三編みの名前を聞いてきた
「名前は言ってなかったけど神楽に似てたなー」
チャイナ服だったしー、と付け足せばあいつだ!と呟いて立ち上がった坂田氏
「夜兎の神威だ!」
「誰っすかー?」
「神楽の兄貴だとよ…だが危ない奴だ」
「神楽と似てるのに…
そういやこの店外見は普通だったー?」
「あ?まぁ気付かないぐらいだからな」
「よし、ならこのことは最小限で抑えましょー
眼鏡と神楽にも内緒ー」
ぐちゃぐちゃになった店の中から本日休業の看板を見付けて玄関先に置いてから坂田氏を店から出した
「どこ行くんだ?」
「…"依頼は依頼"…隙を見て滸を救出するから坂田氏は滸の居場所突き止めてよー」
「わかった。
いつまで坂田氏って呼ぶつもりだお前」
「これからずっと坂田氏ー♪」
二手に分かれてそれぞれの場所へ向かった
とりあえずアイス買うかなー?
(バニラ、チョコ、クリームチーズ、オレンジ、ラムネ…)(お嬢さん、銀さんにも奢ってよ)(坂田氏は早く滸を探しに行けよー)