Long
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右斜め後ろのお爺さん、前方からやって来る大工、屋根伝いに追い掛けて来る忍者が2人
実を言うと僕は今監視されている
まぁ当たり前か、捕虜だもの
「炯に手紙を渡すだけでこんなにも監視がいるとは…」
「滸じゃないですかィ、
"本日休業"の看板出てるからどこに行ったかと思いやしたよ」
「おお、沖田君じゃないか
"本日休業"?あぁ、うん、ちょっとね」
「なにかあったんですかィ?」
「…沖田君、気をつけて帰りなよ?
これを炯に渡しておいてほしいんだけど」
「?わかりやした」
偶然出会った沖田君に炯への手紙を任せ巻き込まないうちに踵を返した
正直銀ちゃん達に会いたいけれどそんなことを言ってられるほど捕虜は安全ではないし、なにより早く戻ってドラ○もんが見たかった
だって今日スペシャルなんだもん!
「ただいまー!ド○えもんドラえ○ん!」
「ちゃんと録画してるヨ」
「ナイスだ神威!さぁポップコーン作るぞ!」
「なんでポップコーン…?」
「映画=ポップコーン」
「…君の頭の仕組みを見てみたいヨ」
パーンッパンッパンッ
「白ノい!アダダダダダッ!」
「粕Mっ!?フタ!フタ閉めて!」
神威が呆れている間にポップコーンを作っていたのだがフライパンにフタをするのを忘れていたせいでポップコーンに逆襲された(ただ弾けただけ)
「ちょっと…俺にも当たったんだけど?」
「いやー、ポップコーンが
"オイラハジけたいでヤンス!"
って言うもんだからつい……」
「ふざけるのも大概にしないと
殺しちゃうぞ?☆」
「いやァァァァァァ!?ごめんなさいィィィィィ!」
ジャンピング土下座とパシリ3回分で許してもらいました。
(ていうかこっちの生活の方がいいかも)(どうして?)(だってビデオ録画出来るんだもん)(……(壊れてたのか))