Long
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「うおっ!」
ビュッ
「ぎゃっ!」
ドカッ
「がはっ……けほっけほっ」
戦闘平気になると言うのは本当のことらしい。
自分と互角かその少し上を上回る程の戦闘力だった彼女は自分をまるで無邪気な子供が蟻を踏み潰しているかのように遊んでいる。
今晩は風が吹かないらしい、そう結野アナが朝の天気予報で言っていた。
これはヤバいぞ、そう思った頃には手遅れですでに炯は立ち上がることすら出来ずにいた。
そんな時に彼は現れた。
見覚えのある洞爺湖と彫られた木刀、変に着崩した着物、それから
ワカメよりクルクルの天然パーマ
シリアスが続いてギャグを入れたかったんです、ごめんなさい←
「滸!炯!」
「坂田、氏ー…?」
「おめぇなんつう情けねぇかっこでおねんねしてんだよ」
「だって滸が、強いんだもんー」
息を切らしながら話す炯を足で突きながら滸と対峙する銀さん
「僕、ココ、嫌。壊ス、壊ス、壊ス!」
「おい、こいつどうしちまったんだよ!?」
「神威って奴に、実験されたあと、みたいー」
「っち、滸、滸!」
「………だれ?」
俯き気味の彼女の肩を掴んでガクガクと揺らせば焦点は合っていないものの目を合わせる滸
「俺だ、銀さんだ!
お前の夫だ!」
「ウソだろ」
「「………………。」」
滸自身に素早く切り捨てられた銀さんは酷く落ち込むが自業自得だ、と思う炯と42番
憐れ過ぎて口には出さないが。
「僕、なった。僕、頂上。」
「なにになったんだ!?頂上ってなんだ!?」
「"新世界の神"ダ」
「「「……………。」」」
銀さんも残りの二人もとてつもなくやるせない気持ちになった。こいつ本当は演技してるだけなんじゃねぇの?みたいな。
(誰も、邪魔、デキナイ。フハハハハハハ!)(まぁ一気にギャグが入って安心したよー)(俺来た意味あんのか?)