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がららっ

「「「お邪魔しまーす」」」

「「邪魔するなら手伝ってー!」」

「「「イヤ」」」




星海坊主と共演(しかも宣伝まで)したことで2人は江戸一番の売れっ子万屋になっていた。

そりゃ銀さんらが嫌がるのも無理はないと思う、仕事取られてるもんね。




「炯、次の仕事は何?」

「滸は甘味処で看板娘してから幕府の事務ー
自分は真選組で突入作戦会議に出席してから事件の依頼ー」

「おっけ、じゃあ僕そろそろ行くよ」

「いってら〜」




銀さんと神楽はそれを聞いてコソコソと話をし始めた。




「今の聞いたアルカ?
滸が危険ヨ銀ちゃん」

「看板娘って…変な虫つくんじゃ…!」

「アンタらなんの妄想してんだよ」

「新八、てめぇ滸に男が出来たらどうすんだよ!」

「知らねぇよ!自分でどうにかしろよ!」

「心配ー?」

「心配に決まってんだろ!…って炯?」




部屋のスミスでしゃがみ込んで話しているといつの間にか炯も同じようにしゃんでニコニコと笑っていた。




「うん、じゃぁさ万屋銀ちゃんに依頼があるんだけどー」

「俺は今から滸追い掛けんだ!
仕事なんか後だ、っていうかてめェでやれ!」

「自分今から仕事だしー?
坂田氏がストーカーにならないように言ってるのにー!」

「どういうことだよ?」

「坂田氏達に滸の護衛依頼ー!
報酬は滸と酢こんぶとぱっつぁんには坂田氏の代わりに給料2ヶ月分なんていかがー?」


「「「やらせてください!」」」




一斉に土下座する3人をドヤ顔で見下ろす炯。




「…でもそれって炯さんになんの得もないじゃないですか」

「従業員の安全を確保するのは店長の仕事でしょー!
それにお金なんていっぱいあるし?




再びドヤ顔する炯を一発ずつ殴り炯が大事にとってある牛乳を神楽が一気飲みすることで精神的ダメージを受けさせて店から出ていった。




「幕府に目、つけられたかなー…?」











(らっしゃっせー!)(看板娘がらっしゃっせーて…)
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