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「ちょっ、銀さんの大事な銀髪がァァァ毛先がァァァ」

「頑張れ銀ちゃん!
で、ドキドキする?

「色んな意味でドキドキするわ!もうなんに対してドキドキしてんのかわかんねーよ!とりあえず俺の可憐な髪返せェェェェ!」

「作戦成功☆」




いや、成功してないと思う。




一方会議中のこちらでは――


「さてそろそろ会議を始めましょうかィ」

「なんでおめぇが仕切ってんだよ、総悟」

「まあまあー、沖田氏も成長期だからさちょっとしゃしゃり出たいんだよー」

「「黙れよ」」




土方、沖田、山崎、炯で会議が始まっていた。
ちなみに残りの人達は皆サプライズのお手伝いです(エネゴリ君はストーカーなう)。




「ところで今日の議題はどうゴキブリを殺すか、ですがー
自分はまず見た時点で逃げるので殺しませんー」

「なんの議題だよそれは!」

「俺は踏み潰しますぜィ……土方だと思って思いっ切り」

「総悟ォォォォォォオォ!!」

「落ち着いて、土方氏ー
君はどうせマヨネーズ地獄にあわせるんだろー?おえっ」

「マヨネーズが勿体ないわ!普通にスリッパで潰すわコノヤロー!!」


「「スリッパとか、ぷぷっ」」


「てめーら今すぐ切腹だァァァァァ!」




落ち着き給え、土方氏。




「…本来の議題は新しく見付けた攘夷浪士のアジトを奇襲するための作戦だ
山崎をそこに潜入させることはもう決めてある
なァ、山崎?」

「あ、はい」

「「いたんだ(ー)」」

「…どうせ地味ですよ」




床にのの字を書きはじめた山崎を一瞥して資料を手にとる炯と沖田。




「にしても今回のは簡単そうな仕事ですねィ」

「そうだねー、山崎が潜入しなくてもいいんじゃないー?」

「あ?なんでだよ」

「だって見るからに間取りの狭いアジトだもんー
入口と窓の外に何人かが立って沖田氏がバズーカぶっ放すだけで全然間に合うと思うよー?」

「それもそうですね
この建物、一度潜入捜査で入ったことがありますがそんなに広くなかったです」

「なら今晩にでも実行するか」

「わかりやした
なら俺はバズーカの準備してきやす、攘夷浪士用と土方用」

「待てやァァァァァ!!」


「…山崎も大変だねー」

「ええ、まあ
…ちょっとミントンしてきます」

「いってらー」



「総悟ォォ!山崎ィィ!」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」

ズドォォォン



『天パ覚悟オォォォ』

「誰が天パだぁぁぁぁぁ!!」

「ドキドキする?ねぇドキドキする?」



「賑やかでよろしいー!」











(さぁて次は事件の依頼だー!)
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