Long

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「えぇっと、先生が興奮しちゃいけないので誰も先生に罵声を浴び掛けないようにー」

「放置プレイ?放置プレイね?
私を焦らしてそんなに楽しいのね?私も楽しいわ、もっとやって!」

「黙れや雌豚ァァァァァァァ!」

「あぁんっ、もっとォ!」

「おい、落ち着け炯」




言い出した本人が罵声を浴びかけ結局興奮するあやめ。


でもあやめに滸と坂田氏がちゅーしましたー、と伝えると落ち着いた(いや、逆に興奮してます)。




「なんですって!?
銀さんったら私というモノがありながら他の女に手を出したの!?
許せない…今すぐ銀さんの元へ連れていきなさい!」

「あの…それ電柱ですー…」




赤い顔で息を切らしながら電柱に掴み掛かるあやめを落ち着かせて坂田氏のところに向かうことに。




「坂田ァァァァァアアア」

「銀さん!私というモノがありながら!」

「うおぉぉう!?
お前ら何なんだよ、いきなり入ってくんじゃねぇよコノヤロー!」

「ああ!もっと私をけなして!」




店に入った途端に叫ぶ二人に言い返せばあやめが坂田氏に抱き着いた。




「お邪魔しやす」

「邪魔すんぞ」

「久し振りだなァ、銀時よォ」

「おいおいおい、なんなんですか、このメンツは?
銀さんビックリしてこいつ絞め殺しそうだわ」

「絞めて!もっときつく私を束縛して!」

「ちょっと黙ってろや納豆女ァァァ!」


「坂田氏、あんたに挑戦状を送るー!」

「「「暗殺するんじゃなかったのかよ」」」

「もうこの際どうでもいいー
とりあえず………」

「「死ねよ、土方」」



ドゴォォォォン



「なんでそうなるんだよォォォォ!?」

「っち、坂田氏の巻き添いを狙ってたんだけどなー…」

「炯、てめェェェ!
大体なんで俺が殺されなきゃなんねぇんだよォォ!」

「滸とちゅーしたじゃんー!」

「ちゅーとか生々しい言い方やめなさい。」

「おい銀時、おめェ顔赤くなってんぞ」

「このくっそ天パがァァァァァァアアア!」


ブォン、バキッ


「ぁぁああっ!」

「「「「「あ。」」」」」




炯が振り回した先程の鉄バットがあやめに直撃し、血をダラダラ流しながら悶えるあやめ。

いや、偶然なんです、多分。


………………多分。




「はぁ、はぁ…っ
炯ちゃん、好きよ!そんな貴女が好きよぉぉ!」

「いやぁぁぁぁぁぁ!
離してー!離れて下さい、先生ェェェェェ!」

「私貴女にゾッコンなの!
銀さんよりタイプかも知れないわ!」

「自分は女ですぅぅぅぅっ」

「クククッ
炯は女の絡みが好きなんだろ?
丁度いいじゃねェか」

「俺はこんなとこにいたくねぇでさァ
頓所に帰りやすぜ、企画人さん?」

「俺も帰らせてもらうぜ
まだ仕事が溜まってんだ」

「沖田氏ィィィィ!土方氏ィィィィ!
薄情者ォォォォォォオオオオ!」




ガラガラ、と颯爽と店から出ていく沖田と土方に炯は叫びつづけたとか。










(さぁ、私とネバネバタイムよ♪)(納豆を前髪につけるなああああ!)
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