Long

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滸視点


「ふぉっふぉっふぉっ」

「「「……」」」


「ふぉっふぉっふぉっふぉっふぉっふぉっ」

「「「………………」」」


「ふぉっfぅげほっ、げほっ」

「「「大丈夫か」」」

「一番いいっぢゃ、うおえぇ」

「「「うわ、きったね!」」」



Ciao!滸でっす!
今なんか目の前におじいさんがいます。

え?わかってるって?

いやいや、ナメちゃいかんよ。
このじいさん僕ら3人の前に仁王立ちして笑い続けんの。


正直邪魔。




滸「で、なんか用ですか」

基「滸、冷たく接しちゃ、メッ!」

「メッ」

炯「お前は黙れ」


基の真似して両手の人差し指をクロスさせて口元まで持って来るじいさんってキモいとしか言えない。


「ワシはお前らにチャンスをやろう、とな」

滸「とりっぷー?」

「せいかーい!」


いやいや!
メッと同じ動作されてもこっちが間違ってるようにしか見えないじゃん。



炯「どこの世界?」

基「荷物は?」

滸「特殊設定!」


……………。


炯「記憶は?武器は?」

基「ここに帰ってくるの?」

滸「特殊設定!」


「とりあえず特殊設定は置いとこうかの」



うおっほん、とわざとらしく咳ばらいしておじいさんは杖を掲げる。


「まず…大海原の海賊時代、
荷物は適当にワシが送る、
記憶は…いらないものは消しておこうかの
武器は向こうの世界でそれぞれ調達せぃ
ここには一度帰って来てもらおう


それで特殊設定なのじゃが…」


滸「はい!千里眼!」

炯「死神になる!」

基「新世界の神になる!」


却下


「「「えー!」」」


「もう決めておるわ馬鹿者

それより
上か中か下を選ぶんじゃ」


滸「中!」

炯「上!」

基「…………下」


「「身長順で決めてみました!」」

基「だろうと思ったよクソクソ!」



基が小さく地駄々を踏んでるが正直


小学生にしか見えない。



ほら、体ちっちゃいから。




「じゃ、行ってらっしゃーい」

「「「うおお、俄然燃えてきたぜええ!」」」


3人はそれぞれ炎に包まれて消えました。




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