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ゾ「…食ったもんはしゃあねぇな」
ナ「…そうね、戦闘員になってもらうしかないわ」
滸「とりあえず腹減った
ぺこりん!ぺこりん!」
炯「出た!ぺこりん星人!」
ゾ「意味わかんねぇよ」
滸が空腹を訴えたために晩御飯を食べることになりました。
サ「…ん?肉が足りねぇぞ」
ル「ギクッ」
ウ「ギクッ」
チ「ギクッ」
滸「ギクッ」
サ「お前らかああああ!」
冷蔵庫を開けて材料を確認していれば肉が足らないことが発覚。犯人は言わずもがなお子様組。
というか滸は肉食べたならお腹空かないよね、お前の胃はブラックホールか。
基「まあまあサンジ、落ち着き給え」
サ「基ちゃん?」
基「ふっふっふ…
まな板から溢れるほどの肉ー♪
骨付きと書きましてー♪
塩胡椒を少々塗してくださいなー♪
…はい、完成!」
またも即席で歌いながらその歌詞をまな板に書き連ねて手を叩けばその歌通りの肉がまな板の上に乗っているではないか!
ル「すぅぅげぇぇぇ!」
基「想像出来るものしか実体化しないけどね」
サ「いや、十分だよ
ありがとう基ちゃん」
基「いーえー!二郎を美味しく食べましょー!」
「「「「二郎?」」」」
基の能力を駆使して作られた料理が机の上に並べられる。
お子様組四人は涎を垂らしながら大人しく椅子に座っている。
サ「召し上がれ」
「「「「いただきまーす!」」」」
ガツガツとがっつくお子様組と比べて大人組はかなり静か、と思いきや
ゾ「てめぇ、ルフィ!俺の取ったろ!」
ル「ふがぐぐぬっ!」
炯「落ち着いて食え!」
滸「にゅひょむんぅっ!」
賑やかでした。
基「……………。」
サ「基ちゃん?
美味しくなかったかい?」
一口食べてから手の止まっている基は料理を見つめて固まっている。
心配そうにサンジが覗き込めばはっ、と顔を上げて笑顔で美味しいよーと口を動かしはじめた。
基「(…おかしい。血の味がする。)」
クルー達は賑やかなまま全て食べ終え、
片付けを手伝う者もいれば風呂に入りに行く者
それぞれにわかれて行った。
滸と炯に説明書を渡して基は新しく作られた自室に向かって歩いて行った。