Long

□▼
1ページ/5ページ



滸「…くっさ!」




事件は前触れ無く起こるもので…




ナ「"スポット"よ
硫黄臭いから覚悟してっ」


「「「ウソップの屁みたい〜」」」

ウ「狽アいてねぇよ!」




ここが原作の世界と違うということを




炯「基ー、匂いわかんないけどどうにかしてあげてよ」

基「うーん…
船の床いっぱいの消臭力♪
素敵なーお船に〜♪
しょ〜しゅ〜り〜き〜♪


ぱんっ

モァ〜


萩tに臭いじゃねぇか!




実感して、悔やんで




滸「他にないの!?」

ル「でっけぇ扇風機とかねぇのかよ!?」

基「でっけぇ扇風機」


ぱんっ

…グル…グル…グル…グル…


狽竄驪C出せよ扇風機




また一歩進むのだ――――







ゾ「っち、硫黄の匂いがこびりついたじゃねぇか」

滸「そういえば説明書に書いてあったよね」

ル「なにが書いてあったんだ?」

炯「確かモジモジの実は歌いながらじゃないとまともなモノにならないらしいよ」

『なにそのめんどくさい設定!?』



今日も今日とて元気な麦藁海賊団。
新しい設定を加えながらゴール目指して船は行く。



ナ「あーもうやってらんないわね、こんな暑さじゃ」

ロ「体感温度38℃…流石に外にずっといるのは辛いわ」

サ「あぁ!ノースリーブからスラリと伸びる腕…綺麗な脚…最高だぁぁぁ!」

基「うんうん、夏っていいよね!」



ほら、基って腐ってるけど腐男子派だから。



チ「お、俺ば…じに、ぞうだ…」

滸「チョッパー!大丈夫!?
ハゲてるよ!?

炯「抜け毛の季節かー…」

ウ「いや、ちょっと違うと思うぞ?」



確かにちょっと違う。



ぱんぱんっ
ぱんぱんっ

基「よし、五郎達と六郎の片付けも終わったしかき氷でも作ろうか!」

五郎達?六郎?

ル「三郎と四郎見たことねぇぞ?」

ウ「突っ込むとこそこじゃねぇだろ!」

基「やだなぁ、三郎と四郎はこれだよ」



ぱんっ、ぱんっ

手を叩けば出てくる前回初めて戦った時に使った小振りの日本刀二本

それが三郎と四郎なの?




「おーい!おーい!」

ル「ん?」

滸「どうしたの?」

ル「今、何か声が…」


ナ「大変!ログポーツが壊れたわ!」



ぐるぐる、ぐるぐる
針は何回転も回って止まらない

麦藁海賊団の未来がどこにあるかわからない、
と言ったように針は回りつづける――




「おーい!ねぇ、ゾロでしょ!?」

ゾ「お前、は…くい、な?」


『!?』


滸「…え?」


く「やっぱりゾロだ!」

ゾ「なんで、お前…死んだんじゃ…?」

く「…小さい頃に階段から落ちて、死んだよ」

ゾ「じゃあ、どうしているんだよ!?」



全員に緊張が走る

ゾロの幼い頃に亡くなった、くいな
世界一の剣豪になると誓った相手


どうしてここに…?




く「ここは…黄泉の国だよ






羅針盤の針は止まらない―――




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ