Long
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それから数時間して小さな港に着いた
軽く食料を足すことになりクルーは炯、チョッパー、ウソップを見張りにして街に降りて行った
滸「ルフィ何か買うの?」
ル「ああ!でもまだ内緒だ」
そう言えばルフィは世界記録目指せるんじゃね?ってぐらいのスピードで走り去った
滸「うーん、することないしどうしようかな」
ぶらぶらするか、と時間までフラフラと歩くことにする
ゾ「おい、これくれ」
「畏まりました」
ゾロはゾロで何かを買って少しにやけながら店を出るとルフィに会った
ル「お、ゾロじゃねぇか」
ゾ「あ?お前もここでなんか買うのか?」
ル「おう♪取って置きのをな♪」
ゾ「頼むから同じのを買わんでくれよ?」
軽く会話をしてから「じゃ」と手を上げて別れてゾロはすぐに船に戻る
基「そろそろ武器でも買うかな」
戦う度に能力を駆使するのは体力が悲鳴を上げているから
そう思って武器屋に入ればダンディな店員がいらっしゃいと声を掛けてきた
「お嬢ちゃん、武器を買うのかい?」
基「うん、自分に合う物が欲しいんだけど…」
「体が小さいから体術だとすばしっこく動けると思うが?」
基「じゃあ軽くて固い武器ってないかな?」
「これなんてどうだい?」
基「……うん、これもらうよ」
「まいどあり」
刀は無理してでも能力で出せばいい
基が買ったのは黒を基調としたブーツだが色々と仕込みがあるらしい
基「サンジとお揃い…なんつって」
滸「あ、ルフィだ」
見付けたルフィは店員に何やら楽しそうに話している
店員も楽しそうに相槌を打ち滸が入れるような雰囲気ではない
滸「……船に戻ろう」
見つからないようにそっと歩きだした
ル「あれ?滸?」
「あら彼女さんですか?」
ル「おう!じゃあ俺そろそろ行くわ!」
「彼女さんの喜ぶ姿楽しみですね♪」
ル「へへっ♪………あり?」
ルフィが店から出た時には滸はもう近くにいなかった
炯「ぁっ…ちょ…ぃっ、ウソップぅっ」
ウ「お前すっげここ固ぇ…!」
炯「チョッ、パー…ひゃっ、くすぐったい…ッ」
チ「ごめん、滑った!」
ゾ「…………。」
船の炯の部屋から漏れる声にゾロは呆然と立ち尽くし買ってきた物をドアの前に置いてすぐに甲板へ向かった
ゾ「くそっ、なんでだよ!」
やっと正直になれたのに。
それしか言葉が出ない