Long

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「実は娘を攘夷志士に誘拐されたんです」

「…いきなり修羅場っすねー
どうしますか、滸さぁん」

「そうだなぁ…
とりあえず真選組には話したんですか?」

「いえ、まだ…」

「あ、そうですかー」



ふむふむと頷く滸と炯になんでやねんと突っ込みたい新八はウズウズしながら成り行きを見ている




「あ、いいこと思い付いた。銀ちゃん!」

「あー?」



人の仕事場(しかも依頼人もいる)というのにソファにゴロゴロと転がってジャンプを読んでいる銀さんは話を聞いていなかったらしい



「僕から依頼があるんだけど!」

「滸が?なんだ珍しい」

「この人の娘さん探してあげて」


……………。


「銀さん糖分が足りなくなっちゃったみたいだ」



そそくさと帰ろうとする銀さんを見て炯が滸に耳打ちすると頷いて銀さんの前へと走っていく



「銀ちゃん…お願い…(ウルウル」

「よぉぉぉし!
滸のお願いなら銀さんなんでもしちゃうからァァァ!」

「ナイス、滸ー♪」



相手が悪かったな。





依頼人からの話を(二人の店で)聞いてすぐさま出て行った銀ちゃん達はあることを忘れていた





「よし、今のうちに銀ちゃん達の冷蔵庫漁るぞ!」

「自分らの方が食料も金もあるのに盗むっていうー♪」



向かいの店に無断で入り冷蔵庫を漁って甘いものだけ盗って店から出ると真選組に出会ってしまった





「おい、てめぇらなにやってんだ?」

「おすそ分け貰ってましたー」

「見るからに怪しいですねィ
家の中には誰もいやせんけど」

「炯、……ダッシュ!」




チーター顔負けぐらいのスピードで階段を降り道路に出ようとした瞬間




「1っ!2っ!3っ!」

「いだっいだだだだっ!」

「やァァまァァざァァきィィィ……ッ!」

「ひぃぃぃぃ!」

「「ミントンへし折るぞごるぁぁぁ!」」




山崎にミントンで頭を叩かれ(ただ素振りしてただけ)山崎を追い掛けながら沖田と土方に追われることになった(しかもパトカー)










(お前ら待てやぁぁぁぁ!)(山崎轢いたら待ってやんよォォォォォォ)(たいちょおぉぉぉぉ!ふくちょおぉぉぉぉ!)
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