Long
□02
1ページ/3ページ
再び2人の少女が睨み合っている
「「……………。」」
……いや、目を光らせている。
がららっ
「邪魔するぞ。滸、炯」
「「……………。」」
あれ、今日は反応無し?
「お前達にこれを買ってきてやったぞ」
ちなみにこれ桂ね。
桂が懐から取り出したのはピアスと眼帯
だが渡したのは滸に眼帯、炯にピアス
「ヅラァァァァ!
僕は眼帯なんかしねえんだよォォォ!」
「ヅラァァァァ!
自分は耳に穴空けてねぇんだよォォォ!」
「「間違えんなごるぁぁぁ!」」
「すまない」
「「すまんですんだら警察いらねぇんだよ!」」
桂は何度か頭を下げてやっと許しを得たときに一言呟いた
「今日はツッコミの日か」
もっとバランス取ったらいいのにね
銀さんのとこと違ってここにはほぼ毎日のように桂や坂本(地球に帰って来たらなぜか必ず寄る)、万斉や高杉まで訪れる、ていうか遊びにくる
別に一緒に育ったという訳ではない
その証拠に、
「今日も遊びに来たの?」
「今日は幼少の頃の話をしてやろうと思ってな」
「誰もヅラの子供の頃なんか知りたくねぇー」
「ヅラじゃない桂だ」
「「カツラだろ」」
こうして小さい頃の話をよくされる
がららっ
「おい滸、なんか甘いものねぇ?銀さん糖分とお前の愛情不足で野垂れ死にそうなんですけどー」
「甘いものなら冷蔵庫と押し入れに沢山あるよ
んで僕の愛情っていつも上げてないよね、足りないも何もないだろ」
「あれ?これ俺んとこから無くなったお菓子じゃね?あれ?」
「話聞いてんのかごら、この天パが」
「天パ馬鹿にすんなやァァァ!
日本中の、いや世界中の天パに謝れやァァァァ!」
「うっせんだよ坂田ァァァ!
近所迷惑だからちったぁトーン落とせやァァ!」
銀さん寄りで進めていくはずなんだけどな…(遠い目)
「あれー、そういや今日エリザベスいないのかー?」
「ああ、エリザベスなら今海賊ごっこしとるぞ」
「海賊ごっこ…
パイレー○の撮影現場に行ってるっていうのかー!?
ざけんじゃねえぞ、アヒル口ー」
「お前はもうちょっとやる気出して突っ込もうな」
「うっさいぞー、天パの坂田さんー?」
フッと鼻で笑って銀さんを睨みつけた
(こいつら突っ込みになったら性格変わるよな)(ドSにな)(((なんか言った?))((イエ、ナニモ。))