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がららっ


「炯いるか?」

「うわわわわヤバイヤバイ真選組呼ばなきゃー!」

「あ、高杉だ。お茶いる?」

「ついでに茶菓子もつけろや」



突如高杉が店に入って来た瞬間炯は電話に駆け寄り真選組に電話を掛ける

逆に落ち着いてお茶と茶菓子を持って来る滸


こういう時だけ全く似てない二人である




「高杉テメーなんでいるんだよ」

「そうだ、お前はまだ京都で活動中のはずだ」

「ククッ…俺がいちゃ悪いのか?」

「「いや、別に?」」



「もしもし、海沿ですけどー。
エネゴリ君いますかー?…え?ストーカー中?
……いやいや、警察としてどうなのそれ
じゃなくて不審者がいるんで来て下さいよー」



しばらくして電話を切った炯はニヤリと笑って玄関の鍵を閉める



「これで高杉は確保なりー!」

「炯よくやった!滸も鼻が高いぜ!」



二人してかなり嬉しそうである。



「おい高杉、いいのか?」

「あ?俺が捕まるわけあるめー」

「ふっふっふっ…高杉ー!
お前のその余裕はどこから来るというのだー?」



嫌味ったらしく目の前まで顔を近付け見えてる左目を細めてほくそ笑む炯を見て高杉はニヒルに笑う




「誰が俺一人で来たと言ったんだ?」



「「「「え?」」」」



ドガーンッ



「「這狽ャゃぁぁぁ!店がァァァ!?」」

「手荒な真似をしてすまないでござる」

「すまねぇと思うならやってんじゃねぇぞ、この爆音男オォォォォ!」

「店返せー!住む場所返せー!」



ファンファンファン…


万斉が現れて店を爆破されたと思えばやっとパトカーの音が聞こえてきた




「高杉ィィィィ!
そこにいんのはわかってんだよ、出てこいごらぁぁぁ!」

「土方このやろー、あんたも一緒に木っ端みじんだ」



ドゴオォォ…ン



「「バズーカぶっ飛ばしてんじゃねぇよ!マジで店返せてめぇらァァァ!」」



「俺ぁ逃げるぜ、炯。またな」

「待てやこらー!」

「さて俺もそろそろ活動せねば…」

「ヅラァァァ、逃げんなはげェェェ!」

「ふぅ、一仕事終えたし帰りますかィ」

「総悟ォォォォ!」

「土方マヨラー生きてたんですかィ」








(なんでもいいから店返して欲しい)(これからどこで寝泊まりしようかー…)
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