詩人の詩

□組曲《皇帝》第二楽章
1ページ/45ページ





即位からあっという間に一月が過ぎた。

その間、仕事らしい仕事はなく、シゲンに教えられながら引き継ぎ業務をこなしていた。

やっと一段落したころに、彼女は自らが遠征するときの直属の部下すら選んでいないことに気が付いた。

大慌てで選抜したのは、武力面、精神面で彼女をサポートできる、お馴染みのメンバーで、ベリサリウス、ヘクター、ディアナの三名であった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ