駄文置き場

□河馬人間の主題による変奏曲
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いっそ俺が河馬人間だったなら…



砂漠の蒸し暑い熱気に呆けた頭は、あまりにも極端な想像を引き出した。






醜く膨れ上がった河馬人間であったなら、いっそ諦めもついたに違いない。

いや、自分の容姿が取り分け優れているとか、自慢したい訳ではないのだが…







男は砂漠から遠く離れた地で、暗く濁った空を見つめた。
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