更に駄文な書庫

□*蜜色銀月*
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…蜜色銀月…



ああ…

最悪…

何をされているかと言えば、特にいつもと変わりはなく…

ただ、そのやり口が汚いというか、人間性を疑いたくなるというか…

こんな人だったっけ?

こういうときだけ人が変わるの!?

「お望みならば、少しだけ大人にして差し上げますが?」

…って!これが少し!?
明らかに間違った大人の階段を上っている気がするのは気のせいか?そんなはずないだろ!?

…いっそ裸になったほうがまだ恥ずかしさが薄れたかもしれない…中途半端に服が纏わり着いている今の状況は、なんだか不自然でいやだ。

そんな状況で縛ったりするか!?ふつう!!?

しかも、一枚しかない白絹のスカーフで…
私が絶対破れないのを知っててやってるに決まってる…
なんて意地が悪い男だ。

こういう奴を鬼畜っていうに違いない。

…それにしても、結構いっぱいいっぱいなんじゃないの?
極力見ないようにしてるのがわかる。
目もあわせないし。

そう考えたら、つい笑ってしまった。

それがいけなかった…
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