螺旋戦隊

□STAGE2
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[act.1]

「あの、ひとつ確認したいんですけど」

ふいにホワイトが、挙手をした。

「スパイラレンジャーって、普段どんな活動をされているんですか?」

「そりゃあ、悪い奴をこらしめたりとか〜」
「街の平和を守ってみたり、とかだなぁ」
「いざって時のために、身体を鍛えたりもしてるね」
「…それは、あんただけだろ」
「普段は、世間から隠れて生活しているぞ」
「そうそう。俺ら、正体がバレたら海の泡になってまうねん」
「それはグリーンだけね」
「うわ、ブルーきっつ!」

「まっっったく、具体性がありませんね」

力強いホワイトの一言で、全員の動きが止まる。

「つまるところはね。まだ、“敵”というものが明確になっていないんだよ」
「えぇ。でも確実に現れる“敵”の為に準備しているのが、この螺旋戦隊なのよ」
「さっすが指令&副指令!カッコ良くまとめたねっ」
「はぁ…」


普段の活動もロクに説明できなかった彼ら。
こんなことで、これから本当に平和を守ってくれるのだろうか?
一抹の不安を覚えつつ、第2幕の幕開けである!!
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