小説

□秘密 3
1ページ/3ページ

「ゃぁああああっ!!」


もう、何度、この感覚を味わっただろう。


痛い…
痛くて動けない。


私は


こういうことは


心から愛する人と


死ぬまで愛し抜く人と



そう思っていたのに。



体が痛くて動かない。



「ゆっくりしていればいい。今日は誰も来ないから……」


そう言って彼は出て行った。


パタンと何かが閉じられた。




涙も出なかった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ