小話

※ショートストーリーにもならないような駄文(主にギャグ)です。

キャラ崩壊注意!
アレンが女の子だったりそうじゃなかったり…
◆出口のない迷宮で君は俺の手を取って、 




ずっと先の見えない道を走ってる


迷路のような迷宮の城で
君が俺の手を掴んで走っている

市松模様の壁が右にも左にも広がっていて行けども行けども出口は見えない


ねぇ、一体何から逃げているの?

俺の手なんか握っちゃって

とうとう、仲間からも見捨てられちゃって、何もかも諦めたのか?


そんな少年と勝負したって全然楽しくないんだけど


けどさ、

そうじゃなくて別の意味で俺の手を取ってくれたなら、それは別で

全然嬉しい訳で


白黒の世界の中で急に光に照らされて、

気付いたらこんな所にいて、君は急に立ち止まって、目の前を見たら行き止まりの崖っぷち。
初めて君は俺を振り返って、不安げな瞳と目があった


なんて顔してんのって
怒りたくなったけど、
それ以上に、その顔を見て、俺の中で守らなきゃって気持ちが突如芽生えた


いいよ、こうなったら
何処までも付き合おうじゃないの


そろそろ俺も退屈なのは飽きてきた頃だし?
きっと少年といたら飽きることなんてないだろうし。

いいよ、俺が側にいてあげる
守ってあげる


まずは安心させるように柔く笑って、そっと掌を合わせてゆっくり指を絡ませた


パタパタと追ってくる誰かに追い付かれないように、俺は少年を抱えて

白い踊り場から飛び降りた









そんなティキアレの夢を見たので

2012/11/10(Sat) 23:26 

◆遺書 




好き、
好きだよ


何度、あと何度
その言葉を貰えるのかな


あなたの愛を聞くたびに、受けとるたびに、


あと何度、何度と…
思ってしまう


僕の体はいつかは誰かのものになってしまうから

"僕"は消えてしまうから


今、今だけは僕の体と心が一緒のうちは、
貴方を目一杯感じていたいんです…



そんな風に思ってるなんて貴方が知ったら怒るのかな
それとも悲しむのかな





でもこんな風に思い始めたのは、何も僕が消えてしまうって知ってからじゃないんだ



ずっと前から、子供の頃からの僕の悪い癖


"愛"、なんて知らなかった
少なくとも自分は貰えないものだと思っていた頃からの、悪い癖



誰よりも愛を貰いたいのに、人一倍、愛に臆病で強がって突っぱねてしまう。



マナといた時だって
きっとこんな幸せは長く続かない、そう思ってた。

だから、頭を撫でられた日や、芸が上手くできた日、そんな些細な幸せを、無くならないように、毎晩、忘れないように、無くさないように、胸に刻んで眠ってた


初めて貰ったそれを失ってしまうのが、とてもとても怖かったんです







ねえ、貴方は怒るかもしれないけれど、

僕は今、とても幸せなんです



だから、この幸せが、
僕の前から消えてしまう前に
僕が忘れてしまう前に、
その前に、僕を…







貴方の笑顔に包まれたまま眠りたい

2012/02/07(Tue) 23:37 

◆魔王と姫君 

※ティキアレ←リナリー(アレリナ←ティキ?)みたいな

原作22巻、205夜の後辺りを勝手に妄想(^-^;








すぐ近くですすり泣く声が聞こえた

綺麗で可愛らしい少女の声


空に現れた白い方舟のゲートが消えていく。


それを見たティキは、
アポクリ野郎をなんとか足止めして、少年を逃がすことに成功したのだと、ほっとため息を着いた。


そして自身も家族の元へ帰ろうと、少年がいた場所へ戻ってきたところ、冒頭の少女のすすり泣く声が聞こえてきたのだ。


恐らく教団の連中だろうと、見付からないようにその場を通りすぎようとしたが、ロードの姿が見当たらないのが気にかかり、様子だけ伺いに、その声のする方へ向かった。



そこにいたのは、ティキの知っている少女だった。

髪はのびていたが、江戸の方舟で対戦した少女。
たしか名前は…

(リナリー・リー)


肩を震わし、顔を両手で覆い、その場に泣き崩れていた。


「…アレン君、アレン君、」

「…………」


直ぐ近くまで寄ると、彼女は泣きながら何度も呟いていたのがわかった。


少年の名を、何度も何度も

それでティキはようやく状況を理解した。


(恐らく少年を説得しに来たけど、止められなかったって口か…)


よほどショックだったのだろう、どうして、何でと、壊れたラジオのように、ずっと呟いている。


(可哀想にな…)


そう言えば、彼女の事を少年はとても大切にしていたっけと、ふと思い出した。

江戸での千年公の対峙の時も、方舟での戦いの時も…
まるでお姫さまを守る王子様みたいに、彼女を守る姿はなかなか様になっていた。

(なかなかお似合いだったんだけど、ま、仕方がないよな…)


王子様はお姫さまをおいて行ってしまった。


勿論少年はそれが彼女を守る唯一の方法だったと思ったのだろう…泣く泣く別れを決めたに違いない。



けれど皮肉にもそれは、彼女にはあまり伝わっていないように思えた。

でなければ、今彼女があんな裏切られたような顔をしている訳がない。



(…何にも知らない、無垢で無知なお姫さま)



そんな悲劇のヒロインを見ている内に、ティキの胸の内に、どろりと黒い感情が芽生えた。









2011/09/15(Thu) 23:03 

◆no title 

※神アレ、アレンが報われない話












知っていたよ
君が僕を見てないことなんて


あの人を抱き締める君の背中に向かって僕は心の中で呟いた




わかっていたのに
いつの間にか目で追いかけていた君の背中


本気で喧嘩して、ぶつかり合ってばかりだったけど

それでも君に近付けたみたいで嬉しかったんだ





でもやっぱり君の隣にいるのは僕じゃないんだね




君の記憶を覗いたとき、
嫌でも思い知ってしまった

あの人を思う痛いくらいの君の気持ち




アルマをきつく抱き締めている神田を見て

いつか君がこぼしていた"あの人"は
この子だったんだね
と納得した


そうすんなりと受け入れられてしまった自分に僕が一番驚いた


自分でもやっぱりどこかで諦めていたんだなと思った






でも
それでも僕は君が好きだから…



やっぱり君の幸せを願ってしまうんだ




「礼を言う、アレン・ウォーカー」


"お前がいてくれてよかった"



微笑んでそう言った君に、
目頭が熱くなって涙がこぼれそうになったけど、頑張って耐えた


弱味はみせたくなかった

最後まで君の前では僕らしい僕でいたい







さよならは言わないよ
きっといつか君に会えるって信じてるから



その時は背中じゃなく
ちゃんと君を正面から見れるようになっていたい















BGM:君に好きと言われたい/奥華子

2011/07/10(Sun) 01:36 

◆篭の中の姫君 

※拉致ネタの続き





目覚めると、何処かの部屋だった


灯りも頼りなく、
薄暗い部屋が

目が覚めているのか、
まだ夢の中なのか、
感覚を麻痺させる


しかし、段々と目が慣れてきて、
体が目覚め始めると、
ああ、やっぱり夢ではないのだと思い知った


不意に香る知った香水と煙草の匂い

嫌でも誰のものかわかってしまう


いたたまれなくなって
上半身だけ身を起こしてみたが、身体の痛みと、長時間眠っていたせいで、頭痛が酷く、立ち上がれそうもない

悪寒もして、酷く気分が悪かった



「目が覚めた?」


すると、知った声がすぐ隣でして、はっと顔を上げる

いつの間にか彼が目の前に立っていたのだ



「顔色、あんま良くないな」

「……っ!?」



驚愕して凍り付く僕を無視して、彼は僕に触れた


その手は暖かく、
人間そのものだった


それに気付いてしまった僕は、反射的にその手を払い落とした



彼は目を丸くして驚いた顔をしたが、次には少し困った笑みを浮かべながら、話しかけてきた



「俺が怖い?」


彼は少し体を屈めて、僕と同じ目線でじっと顔を覗き込まれる



「……別に」


目を合わせたくなくて、ふいと横を向きながら、曖昧に答えをはぐらかす


しかし彼はそれすら見透かしたように、僕の耳元に唇を寄せ、こう囁いた


「…それとも、残してきた仲間に罪悪感でも感じてる?」


「なっ…!」


違うと弁解しようとするが、不意に腕を強く掴まれて腕の項にキスされた


「ティキ…!」


「前者だったらまだ許せるよ。でも…後者だったら気に入らないな」


咎めるように彼の名前を呼んだが、彼は一切僕の言うことを聞いてくれなかった

顔を見たら、真顔でこちらを見詰めていた


薄暗くても、彼の金の瞳だけは、ギラリと光っていて、それがとても怖かった

どさりとそのままベッドに押し倒されて、両腕をシーツに縫い付けられる


「やめ…っ」


恐怖を感じているせいか、否定する自分の声は震えていた


「教団の奴等なんか、お前のこと苦しめるばっかじゃねぇか…」


どうにか押し返そうともがく途中、ぼそりと呟いた一言に、もう一度彼の顔を見てしまった


見てしまってすぐ、見なければよかったと後悔した


だって彼は辛そうに顔を歪めていたから

まるで彼自身が傷ついているみたいに



ねぇ、どうしてあなたが
そんな顔をするんですか


やめて
そんな顔しないで下さい


そんな顔をされたら、


拒めなくなるじゃないですか




「忘れさせてやるよ」


「苦しいことも悲しいことも」


「わかんなくなるくらい…」


"愛してやるから"




そのあと僕は一切抵抗しなかった


彼の怖いくらいの思いを知ってしまったから



それを受け止めなければと思ったから



例え彼のしようとしている事が、間違った方法だったとしても




彼と共に堕ちていこうと思った



だって
結局最後に選んだのは紛れもない、僕自身なのだから










久々ティキアレダーク

2011/04/18(Mon) 20:01 

◆no title 

※ギャグです。




「ただいまー」


「お帰りなさーい」


「はい、チョコレート」


「わぁ、こんなにいっぱい!今年も大量ですね!」


「うん、なんか今年は友チョコとかも流行ってて、
同僚のことかからも貰えた」


「へぇ、でもこんなにいっぱいだと、お返し考えなきゃですね!」


「…うん」


「ああ!これ美味しそうっ食べていいですか?」


「…うん、」


「うん!おいし!」


「…なあ、アレン?」


「なんれふか?」


「アレンは、チョコないの?」


「はい?」


「いや、俺アレンのチョコ欲しいんだけど…」


「こんなに貰ったのに?」

「え、いやだってやっぱり一番好きな人から貰いたいじゃん!」


「ふーん」


「ふーんて…

もしかして、用意してないの?」


「えっとー」


「え、ほんとに無いの!?」

「んーとぉ、」


「マジでへこむんだけど…」



「あ、わかりましたよ!、じゃあこれあげます!」


「じゃあ、ってなんててきと…ん!?」



「ん…ね、美味しいでしょ?」


「あ 、アレン…?」



「今年は僕がチョコレートvなんつって」



「アレン…!!がばっ」






















「んっ…アレン。今夜は…チョコレートぷれ…」


「いったい何の夢見てんですか!この変態!!」







夢落ちバレンタイン
こんなんですみません;

2011/02/04(Fri) 01:10 

◆天使に魅いられた悪魔 





真っ白なベッド


真っ白な壁


白い窓枠からは優しい日差しがもれて、白い部屋をより明るくさせていた。



その部屋の中心、白いベッドには白いドレスを見にまとった少女が寝転んでいた。
その髪もまた真っ白だった。

部屋の暖かさにまどろみ
つつ、ぼうっと天井を眺めていると、ふいにきぃっという音がして、誰かが入ってきた。



「ティキ!」

その音を聞いた瞬間、少女はベッドから飛び起き、その人物の名前を呼ぶと、ドアの所まで駆けていく。


そうして嬉しそうに抱きついた。


「アレン、ちょっと痛い」

その人物はいきなり抱き付いてきた少女に驚くと共に小さく悪態をつく。

しかしその顔には少しも嫌な色は見当たらなかった。

それをわかっているのか、少女はその人物から少しも身を引こうとはしなかった。

その、ティキと呼ばれる青年の広い背中に目一杯腕を伸ばして、自分よりも頭二つ分ほど大きな彼に背伸びをして、半ばぶら下がるように抱きついていた。


ティキはやれやれと、苦笑しながらも、彼女の背中に片腕を伸ばして、抱いたまま真っ白なベッドに腰をおろした。



ベッドに座ると、ふいに周りに視線がいく。

真っ白な部屋全体を見渡してはいつも思う。


この真っ白な部屋に真っ白な少女。

まるでここはエデンの園だな、と。


ここでは全身真っ黒な自分は浮いてしまい、入ってはいけない禁断の場所のようで少し落ち着かなかった。



「ティキ…?」


青年が思考に耽っていると、隣にいた少女が彼の服を掴んだ。


「どうした?」


青年が少女の方を振り返ると、彼女は不安と僅かに不満を滲ませたような顔で、じっと青年を見つめていた。



「ああ、ごめんな」


少女は何も言わなかったが、その表情一つで、ティキは彼女が何を望んでいるのかわかってしまう。



すぐに彼女の方に向き直り、その小さな体を抱き寄せて、額にキス。


少女はそれを目をつむって受け入れ、恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに頬を綻ばせた。


それに気をよくしたティキは彼女を柔らかいシーツにゆっくり押し倒して、またキスをした。


頬に髪に瞼に。

ちゅっちゅっと軽いリップ音と少女のくすぐったいと言う笑い声が室内に響く。

「ティキ、ティキ」


「なぁに?アレン」


「靴、脱がないと汚れちゃいます」


くすくすと笑いながらそう指摘されて、初めて青年は靴を脱ぐのを忘れていたことに気付く。


「ん、だって早くアレンに触れたかったから?」


小さな少女に周りも見えなくなってしまう自分を誤魔化すように、またその顔にキスを降らす。


少女はそれに僅かに頬を紅潮させつつ、笑って青年の首に抱きついて、僕もですと、小さく囁いた。














アレンさんは小悪魔天使

2011/01/10(Mon) 22:39 

◆no title 




朝を告げる
目覚ましが鳴る



片手でそれを止めて

けれど起きる気配はない。


この季節は布団の中と外とでは温度の差がありすぎて、
なかなか暖かいベッドから抜け出す事ができないのだ。



あとちょっと、

あと、5分だけ…


心の中でそう呟いて、
開きかけた瞼をまた閉じる。


そんな繰り返しで、
時間は5分、10分…遂には30分以上寝坊してしまうのだ。














「………………」



どうしたものか、
ベッドの前に仁王立ちした男は、普段あまり使わない脳を今、フル稼働させていた。


もうとっくに起きなければならない時間を過ぎても起きてこない子供の様子を見に来たのだが、


案の定、まだ夢の中で…

だから、今すぐ起こさなければならない。

だが、如何せん…



(寝顔が可愛すぎる…)



普段も勿論可愛いのだが、照れ隠しの為なのか、必ず後には暴言や時には暴力がおまけで付いてくるから、それが半減してしまう。


けれど寝ているときは、無条件で可愛い姿を観察出来る(←少々変態臭いが)またとない機会なのだ。


だからそんな機会をみすみす逃すのは勿体ない訳で…

特に冬は、寒がりなこの子が少し苦手な季節。

こうして自分より寝坊する頻度が高い。


(ああ、冬に感謝!)


起こすことなど最早男の頭の隅に追いやられ、
変わりに占めるのは触りたいという欲求だけ。



(触りたい、キスしたい、襲いたい)



けれどそんな事をしたが最後、起きた子供がどんな仕打ちを自分にするか解らない。


因みにこの前は二週間近く会話どころか、一緒にご飯も食べてくれなかった。


次同じ間違いなどしたのならば最悪別れ話など切り出しかねない。


しかし、目の前にはそんな事などしなさそうな程、無垢で愛らしい表情を浮かべた天使が眠っている。



振り切れてしまいそうな理性。


それをなんとかつなぎ止めている良心。





しかし、既に限界ギリギリだったそれは、目の前にいる天使自らによって粉々にあっけなく砕け散る事となる。




「んん……」



悶々と突っ立っている男の目の前で眠っていた彼女は、寝返りのためか否か、急にもぞもぞと動き出した。

それで驚いた男は我に返り、今がチャンスとばかりに彼女に話しかける。


「アレン、アレン起きて」

「んん…」


ゆさゆさと、シーツの上から優しく揺り起こすが大して効果はなく、ならばと最終手段でシーツをまくって上半身だけでも起こそうと試みる。


がばちょっ


しかしそんな地道な努力も一瞬で弾けとんだのだ。

目の前の彼女の行動によって。


寝ぼけている彼女はあろうことか自分に抱き付いてきて、しかも寒いのか身をすりよせてくるではないか!


しかし普段ならラッキーと思われる状況だが、今は拷問でしかない。

今本能に従って押し倒そうものなら、完全に目を冷ました彼女に何を言われるか…


俺は考える。

このままなにもしないか、起こすか、
男なら押し倒すか


さあどうする。

その3択を迫られた俺は、理性のタイムリミットと格闘するのであった。

2010/12/21(Tue) 19:27 

◆no title 





"愛してる"

カレハイツモソウイッテ、ボクヲダキシメマス



ボクノマスターノナマエハティキ

カレハ"ノアの一族"ノヒトリデス



ボクタチAKUMAハ
ソノイチゾクノヒトリ
"千年伯爵"ニヨッテツクラレマシタ

ダカラ製造者ニハモチロン カレラニハサカラエナイ

ソウイウフウニプログラミングサレテイルノデス

ダカラ、



「おい、バカAKUMA!
お前もういらない。自爆しろ!」




ホラアンナフウニ
メイレイサレレバ
シタガウシカナイノデス


ナノニ、マスターハ



「おい、ロード。お前むやみにAKUMA自爆させんな!うちのアレンが間違って自爆したらどうする!」



「やだなぁ、僕アレンにはそんな事言わないもーん」



ナノニマスターハ…



「お、アレンただいま。元気にしてたか?ロードに虐められなかったか?」



「ひっどーい!ティッキーのばぁーか!!」



ボクノコトヲキニカケテクレマス

ボクハタダノ機械ダトイウノニ







「ティキサマ、」


「ん?なにアレン?」


「ロードサマ二アヤマッタホウガ…」


「あーいいのいいの、あれくらいたまには」


「…デモ」


「アレンにもしもの事があったら大変だろ?だからいーの」


「……………」


「どうした?」


「イイエ…」


「アレン、俺はお前が大事なんだよ。大切なの」

「……………」



ワカラナイ
理解不能


"大事、大切"


マスター、ティキハ
イツモソウオシエテクレマスガ

ボクニハ理解デキマセン

ボクハタダノ機械デスカラ

ニンゲンノソレノヨウニハナレナイノデス


ダカラティキノ"気遣い"トイウモノハ
ヒツヨウナイノデス



ナノニアナタハ



"愛してる"



理解シタイ
ケレドワカラナイ
ワカラナイ

ダケレド
理解シタイ


ソノコトバノイミヲシリタイノデス


マスターニハアッテ
ボクニハナイソノブブン

ケレドソノコトバヲキクタビニ

ショリデキナイ
ナニカガアフレダスノデス







モシ
ソノコトバヲリ
カイデキタナラ


ボクハアナタ二
チカヅクコトガデキルデショウカ







アレンさんAKUMA設定な話
テクノ系の曲のイメージ

2010/08/30(Mon) 01:06 

◆夢中 




最近よく見る夢



特に任務後によく見る夢

イノセンスを回収した先で毎回と言っていいほど見る





夜中、仲間が眠りについた後、なぜか僕は目を覚まし、宿を抜け出す。


そして"何か"に導かれ、外へ。

たどり着いた先には、また毎回決まって同じ人物がいて、僕を待っている。


顔は暗くてよくわからない。僕も誰だか思い出せない。

けれどその人物は僕を知っていて僕が姿を見せると嬉しいのか口元を僅かに緩ませ僕の名前を呼ぶ。


すると僕も何故だか嬉しくなって吸い込まれるようにして、その胸へと体をもたれ掛ける。


相手は誰だかわからない。顔すら見えない。


けれどこの胸の広さも、髪を撫でる大きな手の温度も確かに覚えがあって、


いつも最後はその心地よい温もりに身を任せてしまう。


そしてその人物は僕が目を覚ます直前に決まって言うのだ。


その呪(まじな)いのような言葉を、





その夢を見たあとに
朝目を覚ますと、
全身汗びっしょりで、
いつも不快な思いをする

シャワーで汗を流し、タオルで体を拭く間、
どうしてなのかいつも考える


あの人物の事はわからない

けれど途中までは幸せな思いを味わっているのは確かなのだ

けれど、最後の言葉を聞いた途端、地に落とされたような、絶望に満ちた気持ちにさせられる


抗えない
赦されない
思い

絶望



けれど目覚めた瞬間にはその"言葉"を忘れてしまう


残るのは絶望感と不快な余韻







(いったいなんなんだ…)


夢は何かの暗示だと言うけれど、
それにしてはリアル過ぎる気がして





終わりのない思考のループは脳には負担が大きすぎて、
僕は結局いつもその夢を忘れる事で、頭がオーバーヒートを起こすのを回避していた





しかし、その努力はあっけなく仲間の一言で崩れ去ってしまうのだが…











(…なぁ、アレン。お前毎回任務中の夜、どこ行ってるんさ?)


(……え…)







夢遊病なアレンさん

2010/08/27(Fri) 19:13 

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