思い付くがままの更新(汗)
お題としての使用もOKですが
オススメしません…
◆城内妃 

今回は一つだけ(汗)


いつかいつかボクのモノになって下さい
選択は?
既に決まってる
君に首輪をあげるよ
重い鎖が付いた首輪を
きっと似合うよ

昔々、幸せなお姫様がおりました
暗い部屋でボクを迎えます
真っ赤なドレスを着て
ゆっくりゆっくり目を開けるんだ
…そうだよ君のコトさ

いつかいつかボクのモノになるだろう
決心は?
もう決めている
ボクの首輪が鈍く光るよ
軽い罪悪感の鎖付さ
きっと消えない

昔々、真っ暗なお城がありました
冷たい廊下に差し込みます
ドレスが血に染まり
ゆっくりゆっくりトんでいく
…そうだよボクのコトさ





2008/08/29(Fri) 11:41 

◆低空飛行 

ぎりぎりで生きている
僕らは常に低空飛行
どんなに高みへいったとしても
最期は結局大地に戻る
足下が見えなくなるのを恐れ
堕ちる事に怯え
高く上がれないのは僕だけじゃないだろう
ほら、少し目線を変えてみよう
ちょっとだけ飛び上がってみたら
何か違うモノが見えてきた
…それでも忘れない
忘れてはいけない低空飛行









地上ぎりぎりの低空飛行
水上ぎりぎりの低空飛行
足よりも何処までも行けるこの翼で
それでも離れられないこの世界
離れるつもりは更々無い
あの空に夢を見ながら
翼を手に入れた今日もまた
ぎりぎりを飛んでいる
求めるモノが空にあろうとも
飛び上がる事は無いだろう
そして時折足をつき
思い出すのだ
僕がこの世界の一部であると…





2008/08/26(Tue) 08:08 

◆仔狐と人間 

短め↓

私は小さな仔狐です
幾分前に母を亡くしました
今は独りで暮らしています
この広い広い山の中
ある日
人間がやってきて
私に言いました
「独りで嘸や悲しかろう
さぁさぁ一緒においで」
そして私を抱き上げました
優しく温かい腕でした








長め↓

私の耳に聞こえました
私は小さな仔狐です
それは山の中でした
綺麗な音の満ちた場所で
アナタの声を聞いたのです
私は小さな仔狐です
アナタの声に驚いて
一生懸命逃げました
私は小さな仔狐です
私は人間が大嫌い
アナタは人間なのでしょう
目的はきっと狐の毛皮
それならそれなら逃げねばと
私は一生懸命逃げました
しかし、しかしアナタと来たら
ただひたすらに泣いているではありませんか
あぁ…
泣かないで下さい
悲しくなるではありませんか
私は小さな仔狐です
人間嫌いの仔狐です
でもアナタの為だけに
そっと慰めて差し上げましょう






2008/08/19(Tue) 20:35 

◆夢見ガチ 

短め↓

綺麗な月をあげる
真っ赤な真っ赤な三日月を
首を傾げて可愛いね
そんな君にもう一つ…
プレゼントをあげようか?
特別
みんなには秘密









長め↓


さぁ月が昇った
どうしよう?
僕はとても嬉しくて
笑いながらフォークを刺したよ
ごめんね。痛い?
あそこに国を造ろう
それはとっても素敵な国で
僕は楽しくて仕方がない
そうさ。どこもかしこも
楽しくて仕方がない
僕の声が聞こえる?
そうだよ。僕の声だよ
君の後ろにいるだろう…
…血塗れの兎が
溢れたね。僕からのプレゼントだよ
素敵なプレゼントだろう?
真ん丸兎のおメメ
可愛がってね…






2008/08/19(Tue) 07:47 

◆甘ロリ姫君 

↓短め

ピンクのリボン
ダイアのティアラ
そうよ
私はお姫様
誰より可愛い
お姫様





長め↓

クラウン乗せて
キラキラと
どんなアナタも王子様
私にとっては…ね
どんなお言葉も聞いて差上げてよ?
だって私はアナタのプリンセス
そしてアナタの毒に侵されてしまった
助けてなんて言わないわ
だってこんなにも幸せなのだもの
愛ってコレなのね?
え?コレはまだ恋なの?
どちらでもいいわ
だってアナタも感じてくれてる
そうでしょう?
指を絡めて誓いますわ
愛してる





2008/08/18(Mon) 23:50 

◆煌きDarkness 

↓短め

闇の中で煌いた
それはそれは赤々と
僕はソレを追いかける
イヤイヤ
追いかける必要なんかないじゃないか
だって
煌いたのは闇…
ソレ自身なのだから






長め↓

闇の向こうで煌く
アレは街頭か
アレは夜空に輝く星達か
何故また街頭はそこに建てられたのだ?
夜空に輝く星達だって
何故またあそこでチラチラと燻っている?
僕の目に映るより
遥かに熱く眩しいというのに
何故離れたんだろう
お前の光はちっぽけで
いかにも消えそうに見えるのに
ソレはソレは間違いで
時空を越えて届いているのに…
嗚呼、憐れな人間よ
どんなに明るくしようとも
この星の光は遠くまでは届かないだろう
それならば静かに灯りを消し
あの闇を見よ
アレこそが煌きというモノだ




2008/08/18(Mon) 23:28 

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