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□運命を変えし傷
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「いたい、いたい」


ある日。突然に右目を押さえうずくまる政宗に、皆不安の色を浮かべた。

高熱を発し、悪寒と頭痛をうわごとのように「いたい、いたい」と訴える。

すぐに医師を屋敷へと呼び付けた。


医師は診察を終え、静かに病名を『痘瘡』と告げた。


ここから政宗の運命は閉ざされゆく道を辿り始めるのだ。
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