小説Ⅰ
□伝えたい ツナ視点
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好きな人ができた。
でもその人は男で俺も男だからこの思いはしまっておこう。
気持ちを伝えられないのはつらいけど嫌われるよりはましだから。
最近よく雲雀さんと目が合う。
雲雀さんも俺を見ていてくれるのかな。
自惚れていいの？
同じ気持ちだって。
最近よく綱吉と目が合う。
綱吉も僕を見てるの?
期待していいの?
同じ気持ちだって。
≪伝えたい≫
伝えないまま終わるのは嫌だ。
伝えてみようこの気持ち。
じゃないと前に進めないから。
偶然雲雀さんと二人きりになった。
チャンスだ。
「ひ、雲雀さん。」
「なに？」
「あの・・・俺は、あ・・貴方が好きです。」
振られても仕方ない。
でも言わないと前に進めないから。
だから俺は雲雀さんの告白した。
それに知りたかった。
彼の気持ちを。
「君、先に言うんじゃないよ。」
そう言って抱きしめられた。
あー、自惚れてよかったんだ。
伝えてよかった。
≪伝えてよかった≫