ちぃラヴ

□片思いのその先
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学校の帰り道。駅をでると足音が私に近づいて来た。

「結衣(ゆい)っ!」


うしろから声をかけてくるのは4つ年上の『啓(けい)』……


私の好きな人




今、啓が自分を呼んでくれた。知ってる人だったカラ呼んだだけなのカモ


結衣が後ろをクルリと向いいてみると、啓は背がまたのびていた。


「啓!また背が伸びたんだ…。ぇと………私に何か用でもあった?」

啓はそれに笑って答えた。
「いゃ…。特にはないんだけど………。結衣が見えたから声かけてみた。」



ヤッパリそんなものなのかぁ…

段々悲しくなってくる。


「だよねぇ………。」


ため息まじりに結衣がボソッと言った。



それに啓が反応した。

「はっ どしたの? 結衣が悩みなんて珍しいなぁ。
俺が話しを聞いてやるよ。帰る方向一緒だろ?」

「ぃや、そう言うわけぢゃ……。」


まぁいいか 啓と帰れるし



結衣は啓の後ろを縮こまって歩く。





大きな背中だな… ヤッパリ啓は年上なんだ……


その時

近くにいた女子高生が自分たちについて話してるのを耳にした結衣はとてもショックを受けた。


「アレって啓ぢゃない? ってか隣の子誰ヨ?
○○中の二年ぢゃん!チョー合わないしぃ。可哀想〜。」

ぁ゛…………そうだよね。
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