Short2
□優し過ぎし者の疲弊
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――予告編――
時は偉大なる航路。空島から出発し次なる島へと向かうルフィ達に試練が襲い掛かる。
「……どうしたんだよ…皆」
ぐったりと床に伏す仲間達、唯一無事な料理人。仲間の為に男を見せて休まず寝ずに孤軍奮闘。
仲間を守る決意を固めた料理人の敵に見せるは騎士道精神――
「あいつらには…指一本触れさせねぇ…!」
弱った仲間に見せるは優しさ――
「…このままじゃ…お前まで…」
「お前らよりは数倍マシだ。寝てな」
島にたどり着いた料理人にも襲いくる試練―
「…もっと…頑張らねぇと…」
「サンジィ!!」
床に伏せし料理人を救うべく一味が向かうは海軍…?
「仲間の為にか、泣かせるねぇ」
「あんたらにサンジ君の何がわかるってのよ!!」
怒りの雷を放つは航海士。
「…借りくらいは返さねぇとな」
静かに刀を振るうは剣士。
「あいつはさぁ…女だけに優しく見えるけど、本当は皆に優しいんだ」
狙撃手がとつとつと語る相手は少女。
「おで…いじゃなのに皆の為に何にもでぎない…」
優しい船医は料理人に泣き訴える。
「この島は…悪い歴史に満ちているわね」
島の様子を見定めるは考古学者。
怒りの拳を振るうは…。
「おれの仲間を…これ以上苦しめてたまるかぁ!!!」
仲間への思いを、ここに。
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