short5
□Usual appearance
1ページ/3ページ
ワの国で待っていた彼ら。なりゆきから過去も何があったかも全部話すことになった。すべて話すと謝らなくてもいいと言ってくれたし、こっちこそみんなでいけなくてごめんと謝られた。こちらとしてもその言葉は不本意だったが、これで、いつも通りに戻るはずだった。少なくとも、彼らとの関係は。ただ、彼には許せない人物が一人だけいた。
ーーお前は、みんなに迷惑をかけたんだ。
それは。
ーーそうやすやすと、許されると思うなよ。
それは。
ーー役立たず。
誰でもない、自分自身だった。
→