Short3

□Happening of fortune slip
1ページ/5ページ




偉大なる航路、ヨクアタリマース神社。
ここのおみくじは、神社の名の通り、かなりよく当たります。いや、むしろ、百発百中と言った方がいいかもしれないです。


おみくじに書かれたことを読み終えてから、30秒後におみくじ通りのことが起こります。死ぬようなこともありませんし、むしろめちゃくちゃ幸せなことが時々起こります。


値段はたったの百ベリー。是非一度お試しあれ!


――――


「みんな、一人一回ずつよ」


「そりゃそうだろナミ!おみくじは、普通一人一回だ!」


「あら、あんた達のことだからいっぱい引きたいんだと思ってたわ」


「失敬だなお前っ!」


神社のおみくじの前に集まった一味は、航海士から百ベリーずつ渡され、それぞれおみくじの箱を握っていた。どうやらおみくじが人気の神社らしく、20程のおみくじが置いてあり、ずらりと列が出来上がっていた。


「早く引こうぜぇ、後ろがつかえてる」


「そうね」


「よぉし、引くぞ!!」


船大工と考古学者に促され船長が勢いよくおみくじを振る。つられるように一味もおみくじを振り、引き出した。



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ