□【日常茶飯事】
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『シカマルっ!起きろ』



「ん?」




目を開くと、とっぷり日がくれて真っ黒な空


『起きたか?』


「あぁ」





『洗濯物をしまってくるから、火を見ててくれ』


「わかった」




テマリがいそいそと二階に上がる後ろ姿を見ながら



俺は欠伸をした







立ち上がって頼まれた火を見に鍋に近づくと、中には美味そうな煮物が煮えていた


「パパー!あじみ!」


いつの間にか俺の所に来ていた息子が、俺の足にすがり付いて




口をあーんと開けている
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