こ
□【慈しみ】
1ページ/3ページ
「テマリさーん…」
少しだけ寒い10月の夜
俺達は肌を重ねた
そして今、女は俺の胸で眠っている
「相変わらず、綺麗な顔してんな‥」
すやすやと、深い眠りをさ迷うテマリの頬に手を当てて
俺は独り言を言った
「テマリ」
そっと唇を重ねようと、テマリは起きない
「そーとー疲れてんのか…?」
まぁ、疲れさせた張本人は俺だけど
それと最近は、あまり休みがないともいっていた
まぁ、木の葉に来る時は我愛羅の計らいで俺といる時間をもらうから
それが休みだとも言っていた
「そんな女を鳴かせるなんて、俺も悪い男かな」
そう、一人呟いて、俺はテマリにキスをした