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□【本日も平和なり】
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「お母さん」
『なんだ、ミズナ』
「私、扇子にする!」
朝早く、子供はアカデミーへ行くために
食卓には、娘のミズナと息子のシカヤがついていて
テマリは世話しなく台所を行き来していた
『ずいぶんはやかったな?』
昨日はミズナの誕生日
シカマルとテマリは、結婚した時に子供が8才の誕生日を迎えたら
テマリの得意とする風か
シカマルの得意とする影か
戦術を選ばせる事にしていた
そして昨日、その選択肢を明かしたのだ
『扇子、か…』
ふぅ、と息を吐いてまた手を動かしながら言った
それから30分
子供達がアカデミーへ行き、いつものようにシカマルを起こしにかかる
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