□【傷と恋心】
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「血ぃ滲んでるぞ?」

『たいしたことはない』

「病院、‥だな。」

『‥病院は好かない』



「ったく‥。女の体に傷がついてて見逃せるか。」





それが自分の女なら尚更な。





『5時から会議があるんだ』


「会議まで3時間。まだ間に合う」



『わかった‥。』






本当は行きたくないんだろう。


しばらく歩いてついたのは木の葉病院。




バレバレな表情で木の葉病院を見上げるテマリをみて

俺は少し連れてきた罪悪感にかられた




「なに、きっとすぐだ。」


『あぁ。』



木の葉病院に入って数分
すぐに名前を呼ばれてテマリだけが入ると、

しばらくして看護婦さんが出てきた




『彼女の傷なんだけど…』

「ヒドイんすか?」



『ヒドイってより深いのよ。だから縫うみたいよ』

「そうっすか」





それ以外に言葉が見つからなかった。
 
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