こ
□【The Love...】
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『大好きだったよ』
「俺も、大好きだった」
俺のお気に入りの場所で
今ゎもういない君と過ごしたこの場所で
別れの日を、俺は昨日の事のように思い出していた
「‥」
俺達はお互いを想って別れた
好きと言う気持ちをそのままに‥
それぞれの里の上役達に振り回されながら
テマリはあの日から木の葉には来ていない
最後に見たのはテマリの背中
『大好きだった』って言った後、アイツは一度も木の葉を、俺を振り返らずに
背を向けて踏み出した
あの日、俺とテマリは自分達で、お互いが傍にいない道を選んだ
上役の願いは覆せないけれど、反論もせずにお互いがお互いの上役に従った
でも俺は未だに
君のいない景色に慣れないんだ