ん
□【Soon the rain become to snow.】
2ページ/5ページ
「テマリ、折り返しの書類だ」
執務室に行くと、暖かい部屋の中で山積みになった書類を忙しく片付ける
五代目がいた
「あぁ、テマリか。待っていたよ。風影への伝報も一緒に頼みたいんだが‥」
『わかりました』
「それと、今日は生憎の天気だ。帰るのに大変だからもう一泊していけ」
『はい、そうさせてもらいます。』
テマリが頭を下げた時、ノックもなしに勢いよく扉が開いた
「綱手のばあちゃん!」
『「ナルト!?」』
「なんだナルト、騒々しいぞ。話し中だ」
現れたのは夏の太陽のようにうるさいナルト
サラリとあしらった綱手に、空気を読まずに発言は続く
「そんな事より外!雪だってば!!」
「雪‥?」
「ホントです!綱手様」
曇ったガラスを手で擦ると
真っ白な粒が地上へ落ちて木の葉の家々のやねに積もっていた