†開カナイ扉†

□色ノナイ猫
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灰色の砂漠 漆黒の闇に包まれた空

そんな世界に色のない猫がさまよい歩いていた

“ボクはどこから産まれ、そしてどこに行くのだろう”

冷たい風が闇の向こうから吹き荒れて、猫の体温を奪い、灰色の砂を巻き上げて猫の体を隠してしまった

猫は抵抗もせず、ただ静かに砂の中へと沈んでいった
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