夢への扉（改訂版）
□プロローグ
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「……いやはや、このようなことが起こるとはな」
「永く生きるというのも……存外、悪くないかもしれんのぉ」
「確かに完全に〜〜させた……を生み出すことになるとは思いませんでした」
「今回の件は我らにとっても初めての試みなのであるぞ！」
「……である以上、核は精神的にも肉体的にも堪えうる者でなければ」
「選定はしっかりと行うのだぞ？」
「「「……はっ」」」
――その返答が締め括りだったのだろう。さまざまな年齢・人種・服装の者たちがそれまで囲んでいた円卓から立ち上がり、薄暗い空間から次々に姿を消して行った。
◇◆◇◆
「あの古狸どもめっ！」
「まあまあ、落ち着きなさいな」
「……そういう貴方は嬉しそうですね」
「ええ。嬉しいわよ？ 私のような肯定派はとくに、ね」
「ちっ、喜んでる場合か！？ あいつらは自分の管轄じゃないからって好き勝手言いやがって！」
「ですが、今回の件が成功すれば我々の負担はかなり軽くなりますよ？
……精神・肉体ともにね」
最後に残った三人――先程返答をした者たちだろうか？