金狐黒鹿のオブジェ
□七つ星
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7月7日…
なびく雲を眺めながら、今夜も雨なんだろうなぁ…
と無意識に思う。
どしゃ降りの雨が引いて、僅かに見えた青空。
それが見えていた時間は僅かで…。
今もう一度
淀んだ黒い雲に飲み込まれてしまいそうだ。
「シカマルー。」
手を振りながら
此方に向かってくる幼なじみに視線を向けた。
「ねっ!
帰り買い物付き合いなさいよ。」
「はぁ〜めんどくせぇ。チョウジに頼めよ。」
「チョウジは部活!」
ダルそうに席を立つ。
もうとっくの昔に
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