宝物文
□黒猫のワルツ
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とある街に、黒猫がすんでいました。
黒猫は踊ったり、眠ったり、
自由気ままに過ごしていました。
ある日、黒猫は街の外を見てみようと思いました。
はじめて見る外はどんなのだろうと期待しながら、そっと壁を乗り越えて、
黒猫ははじめて外の世界を知りました。
黒猫にとってその世界は、
とっても綺麗で、輝いていました。
黒猫は旅に出ました。
くるくる廻りながら、
世界でもっとも美しい場所を見つけようと、
そして、
世界で一匹だけのトモダチを探して―――
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