「メ〜ロ!」

「‥なんだ」

「黒、好き?」

「‥は?」

「くーろ」

「何で、」

「いいから質問に答えて!」

「‥まぁ、好きだな」

「じゃあじゃあ!ロザリオは?いつも肌身離さず持ってるじゃん?」

「あぁ‥。好み、かな」

「ふ〜ん、そっかぁ‥じゃあレザーは?」

「‥俺が持ってるのは、ほとんどレザーだが‥」

「好き?嫌い??」

「‥好き」

「へぇ〜(よしよし!ノッてきた)」

「じゃあね〜、これは?チョコ」

「‥何なんだ、さっきから、」

「いいからっ!」

「好きに決まってるだろ、馬鹿女」

「な゛っ!馬鹿女って‥!」

「違うか?‥だが、そんな女も悪くないぞ」

「‥え?」

「お前が好きだって言ってるんだよ、この馬鹿」

「‥‥」

「黙るなよ。‥結局、言わそうとしてたんだろ?」

「‥なんか違う様な気がする」

「‥」






俺に何を言わせたいんだ










(だって、バカバカって、あんまり嬉しくないんだもん)
(‥勝手にしろ。)

  

勘は鋭いが、女心に疎い彼










   please smile again



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