Book★long
□本当の熱
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ラビは急いでアレンの元に近寄り額に手をあてた
「うわッすんげぇ熱さ・・・くそアレンなんでだまってたんさ!!」
アレンはっ苦しそうに肩で息をしている
それを見たブックマンは
「こりゃいかん!!アレンはだいぶ無理していたようじゃ。リナ嬢すまんが水を汲んできてくれんか」
「わかった!!」
そういわれたリナリーはイノセンスを発動させダークブーツで
姿を消した
「クロウリーは、街へ行って宿を取ってきてくれ!!」
「わわ・・・わかったである!」
そういうとブックマンはラビのほうへ向き直り
「ラビ。わしは薬草を探してくる。その間おぬしが処置をしておけ!!よいな。」
「わかってるさッ!!」
ブックマンが行ってしまうとラビはアレンを抱き上げ木陰に運んだ
そして団服を脱がすと、カッターシャツの襟ボタンをあけ拘束をとき楽にする。
「ラ・・ビ・・・」
アレンがぼんやりと目を開ける、熱のせいか
焦点が定まっていない。
「!!!大丈夫さアレン!?ったくだから無理すんなっていったんさ」
アレンは苦しいのか息を吸うたび
胸が音を立てている
「ハァハァ・・・すみませんラビ。・・師匠を早く・・・・ハァハッ」
「わかってるさアレン!でも急がば回れって言うさね!!!ま。俺らにも休みがいるんさ」
そういって優しく微笑んだ
そして、アレンの額ににじんだ汗をもっていたタオルで拭いた。
「アレン・・・・・・。」