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□僕のとなり
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カップルって。
一緒に登下校したりご飯食べたり、手をつないだりデートしたりするもんじゃないの?

なのに、僕らは…。



『キーンコーンカ『2年A組沢田綱吉。2年A組沢田綱吉。今すぐ応接室に来るように』


「な、なんだ今の放送!雲雀のやろー、十代目に一体何する気だ!!」

四限目が美術だったためボンゴレ三人組が丁度美術室から2年A組の教室に向かう途中、チャイムをさえぎって校内に響いたのは風紀委員長雲雀恭弥の声だった。

「ツナ、何かしたのか?」

「えぇ!?ななな何もしてないよっ!?」

綱吉は雲雀と付き合いだしてから一週間弱だが(因みにこのことは誰にも言っていない)、呼び出される理由など綱吉にはこれといって心当たりがない。

「(俺何かしたかな…?;)」

「十代目、バックレましょう!」

獄寺はツナの手を取り、応接室とは反対側の教室へ向かって再び歩きだす。

「…え、や、でも」

雲雀さんが…と綱吉が続ける前に。

「雲雀、さん…」

放送室から応接室に戻るため偶然この廊下を通ったとばかりに、綱吉達の前には雲雀がいた。




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