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□君の9:1
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俺の恋人の亮介さんは所謂ツンデレのツンだけと言うやつで。
可愛いルックスに似合わず所かしこに毒舌を撒き散らし、裏では通称「青道の女王」と呼ばれている程だ。
本音を言うともう少しデレてほしいが、だけどそんな毒舌でツン全開でも愛しいと思ってしまうのは恋故か。
きっともう俺は亮介さんに溺れてしまっているんだろう。
「倉持はさ、馬鹿だよね」
「喧嘩売ってんすか…」
いつも通り練習が終わり風呂に一直線していた時。
隣にいた亮介さんがいつもの笑顔を浮かべ、口を開いた。
最近俺は毎日亮介さんと風呂に入っている。
亮介さんの体を他の奴らに見られるのは絶対嫌だし(練習終わったすぐは皆部屋でダラダラするから、いつも風呂は二人きりだ)、そして何より俺が見たい!
「独占欲強いし、馬鹿だし、エロいし、馬鹿だし、馬鹿だし、馬鹿だし」
「今、馬鹿4回言いましたよ。
てかエロいって!エロくないっすよ!!」
断じて!
「妙にエロを引っ張るよね。
でも風呂入った後はいつもセックスになるし」
「ゔ、」
「流石に腰痛いんだけど」
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