short novel
□会長のチョコは誰のもの!?(後編)
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と彼を知る人,みなが思ったという。
―――その後も様々な主張があった。「僕と結婚して下さい」や「もう一度会長の歌を聞かせて下さい」などがあり,女子に関しては「同姓婚が認められている国で私のお婿さんになって下さい」という人が大半を占めていた。
これらの主張を聞き,ヒナギクは……
「白皇生徒全員から好かれるのは嬉しいけど,同姓婚を迫られるのは,やっぱり誰かの陰謀を感じるわね……。」
そう言いながら,美希の方を見た。
「わ,私私は何もしてないぞ」
「本当に……」
ヒナギクは笑顔だった。しかし,その笑顔の後ろにはダークサイドが広がりつつある。
「信じろヒナ私は決してハヤ太君が最後になるように仕組んでは………あっ」
「やっぱり仕組んでるじゃないのぉぉぉ」
「きゃあーーー」
(美希がどうなったかは説明しません)
「まったく……。何でハヤテ君を最後にしたの」
「えっだってハヤ太君だったら最後をじょ〜ずにしめてくれると思ってなそれに……ヒナの気持ちはすでに決まっているんじゃないのか」
「えっ……」