short novel
□会長のチョコは誰のもの!?(後編)
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「それでは
最後の主張者は綾崎ハヤテ君です
お願いしま〜す
」
泉に呼ばれ,ハヤテはゆっくりとテラスに立った。
「僕は,いつもヒナギクさんにお世話になっています。みなさんもそうではないでしょうか
みなさんは完全無欠と慕っていますが,実は弱い面もあるんです。この場で言うと怒られちゃうので言えませんが,僕は完璧の様で実は弱い面がある……そんなヒナギクを守りたいんです
守っていきたいんです
だからヒナギクさん
」
ハヤテはヒナギクの方に向き直し,続けた。
「僕に貴女を一生守り続ける権利を与えてくれませんか
僕は貴女を守っていく自信があります
なので,こんな僕で良ければお付き合い下さい
お願いします。」
最後にはハヤテは満面の笑みで主張を終え,会場からは盛大な拍手が沸き起こった。その時,康太郎含め,参加者は全員同じ事を思った……。(((こいつなら会長「桂さん」を任せられる)))と。