short novel
□一触即発!?遊園地デート(前編)
1ページ/6ページ
「ここに呼んだのはハヤテ君じゃない……。」
白皇学院の中にある時計搭。そしてこの時計搭の主,桂ヒナギクは悩んでいた。
「約束から30分も過ぎてるじゃない!約束は守るものだって習わなかったの!!」
ヒナギクはハヤテに呼ばれて時計搭の中にある生徒会室にいる。どうも大事な話があるらしいのだが,本人が来ないために時計が死の危機になっていたその時。エレベーターの音が鳴った。
「すみません。ヒナギクさん。お待たせ……。」
言い終える前に木刀が飛んできた。ハヤテは必死に一撃を避けヒナギクを見たとき,後ろにはダークサイドが広がっていた。
「ヒナギクさん!スミマセン!!本当にスミマセン!!」
「別に怒ってなんかないわよ……。」
「いやいや!!怒ってなかったらいきなり木刀なんか飛んで来ませんって!!」
「問答無用!!!」
「やっぱり怒ってるじゃないですかーーー!!」
この後,ハヤテがどうなったかは想像してください。
「スミマセン。本当にスミマセン……。」
ボロボロになりながら必死に謝る。
「次,遅れたら……分かってるわね?」
「はい……。本当にスミマセンでした……。」
ハヤテが謝るとヒナギクはフゥー。と深呼吸をした。
「それで,大事な話って何」