目をつむって10秒間...
□-始まりが終わり-
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「あたし、ちょっと用事思い出しちゃった!!」
「は?」
「それなら、杏の家の車で・・」
2人の気づかいが痛い
「いや、、いいやっっ!家、近いし!!」
背中を向けて会話をする
「家近いって・・お前の家、ここから1時間も・・・」
「いいから!!走って帰りたいの!!」
少し大声で叫ぶ
「・・・・・・・」
空気が重い・・・
「ばいばいー♪」
一瞬ふりむき笑顔で手を振る
雨だったから あたしの涙に
気づいていない・・・・
きっと・・・・・。