ごちゃまぜ

□ある日の保健室で。
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「っ…なにすんだ」
「つれないね。ちょっと相手して頂戴よ」
「はぁ?意味わかんねーしどけよ」

再び眉をしかめると相手はくすくすと笑み、頬に手を添え緩く唇を重ねた。
驚いて思わず肩をはると、一度離し緩く笑んでから再び重ねる。
胸元を押して抵抗するが全体重を乗せられていて上手く退かせない。
それ所か深く重ねられて軽い酸欠に陥り唇が緩く開いてしまう。
それを待っていましたとばかりに舌をねじこみ侵入させた。

「ふ、…っぅ、」

舌を絡め取られ無意識に声を上げる。
それを聞いてちゅ、と音を立てて離された唇。
飲み込みきれなかった液が口端から垂れ、泰胡はそれを舐めとった。

「かあいいー」
「っちゃかすな」

かあ、と一気に顔を赤面させる暦を見て再びくすりと笑みを浮かべる。
そしてあらかじめ緩められていたネクタイに指をかけ外しにかかった。
それを慌てて手を掴んで阻止する。

「やめろ…」
「…なに言ってんの。ツンデレ?」
「違、っうあ!?」

急にズボンの上から撫でられて体が跳ね上がる。
そしてもう片方の手でその手を掴んだ。

「なに考えてんだ!!」
「素直じゃないなぁ。最近忙しくてシてないんでしょ?処理してやっからまかせろって」
「んな事しなくたって自分です、っ!」

暦の言葉を全て無視し、首筋に顔をうずめる。
するとそのまま緩く首筋に噛みついた。
急な事に思わず声が引っ込み、掴んでいた手が緩む。
すると逆に腕を掴まれベッドに抑えつけられると歯はさらに首に食い込んだ。
痛みに眉をしかめるが声を出す前にそれが解かれ横目で相手の頭を見る。
すると歯形がついたそこを舌で緩く舐め上げられ今まで感じた事のないものにぞくぞくと背筋を震わせ思わず声を上げた。

「ふあ、ぁ、っ」
「…どう?傷跡って性感帯になるらしいよ。感じた?」
「ば、かっ」

バタバタと暴れるが有利な位置にいる相手にはびくともせず逆に相手を楽しまるばかりだった。
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