短編

□キセキ 中編
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「チッ、逃がしちまった」

結局、高杉を捕まえることが出来なかった。しかし

「どうして万事屋は高杉を追いかけ…「副長!」ん?どうした山崎」

山崎は息をきらしながらきた、そういえば総悟がいない。

「副長、声出てしますよ」

「あ、悪い、でなんだ?もしかしたら総悟が関係するのか?」


「はい、さっき沖田隊長から電話があったんですが高杉が…」

「…!」
















電話を終えた沖田は高杉を見下すようにみた。

「…」

やばい、このままじゃ殺られてしまう。

高杉は沖田を睨んだ。しかし今の高杉では睨まれても迫力がない。

体が震えてる

「高杉が肺を患ってたなんて…」

「…」

「どうですかィ、俺を殺したくて仕方ないんじゃないですかィ?」


なら殺してみなせぇと言われたが刀を振るう力さえ残ってない。それを知ってていう沖田に高杉は舌打ちをした。


「では俺から行くでィ?」

沖田が刀を降り下ろす前に

かきーん


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