短編

□キセキ 後編
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「しかし本当だったとはな…」

「…ヅラお前…」


俺が肺を患ってるのを知ってたのか…

このことは仲間の鬼兵隊のみなにさえ教えてないのになんで…

桂と沖田が刃を交えてるのを見ていると、遠くからサイレンの音が聴こえてきた。真選組だ。

「高杉…、逃げろッ」

「あぁ…!」

「高杉ィ!貴様…」

くそッ、足が動かない、足が動かない所か身体全体がまひしてる感覚陥っている。このまま殺られてしまう…!


「あれぃ、高杉逃げないですかィ??」

「…違う」

「なら逃げてみなせぇよ」

鋭い沖田なら小さな震えを見逃すはずがない


高杉は舌打ちをしながらも必死に身体を動かそうと努力してもまるで自分の身体じゃあないかのようにまったくいうことをきいてくれない。

その間にも真選組はどんどんこちらに迫ってくる


俺はそこで意識を失った
最後に銀時の声がきこえた気がした



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