短編
□迷路 前半
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高杉は断ることにした。
「悪いが…「晋ちゃん…晋助」…」
あァ…
「晋助は俺のこと嫌いなの?」
「…ッ」
銀八はセコい、俺が銀八に惚れているの分かっててわざと言う、こんなのズルすぎる…そんなの
「…好きだよ」
って言わせてるもんじゃねぇか
「じゃ、遊園地一緒に行ってくれる?」
またきいてきた、しかし俺はやっぱり…
「ごめん「晋助?」…分かったよ」
わーい 喜びの声が携帯から聴こえてきた。そんなに喜んでるじゃねぇよ。
そして
「晋ちゃん、まず最初に何乗る?やっぱ王道のジャットコースターからにする?それとも…」
「…」
今、この状況に至る
クソー、俺はどうしていつも銀八にだけ甘いんだ…
本当にいつか仕返ししてやる。
その思った瞬間に土方と銀八と沖田の会話がポーンと頭の中に思い出された。
あ…
ククッ、いいし仕返しが出来そうだ…よし。
そこでタイミング良く銀八は高杉に話かけてきた。
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