短編
□キセキ 前編
2ページ/3ページ
「銀時、俺がここになんでいるかって?」
「…」
「そんなの決まってるじゃないか…、銀時に…」
そこで高杉はいうのをやめた。
銀時は気になり高杉に話かけた。
「高杉、俺がなに…「高杉ィィイ」…え?」
後ろを振り向くと黒い隊服、真選組がこっちに向かってきているではないか。
「神妙にお縄につきやがれ、過激派攘夷志士高杉晋助!」
土方を筆頭にこちらに向かってくる。
「銀時、話の続きは今度な」
高杉が行ってしまう…
「高杉、待って…「高杉待てーって万事屋?」…」
高杉の姿はもうなかった。
今からでも間に合うと思い走ろうとしたら
ガシ
「オイ」
「…土方、離せよ」
土方に掴まれてしまった、でも今はそれどころではない。
「誰が離すか…お前確か、高杉と知り合いなんだよな?…屯所に来てもらおうか」
「……なせ」
「あァ?きこえねーよ」
「だから…離せっていってんじゃねぇーかァアア」
「!」
銀時は無理矢理土方をねじ伏せ、高杉のところに追いかけて行った。
.