短編

□キセキ 前編
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「銀時、俺がここになんでいるかって?」

「…」

「そんなの決まってるじゃないか…、銀時に…」

そこで高杉はいうのをやめた。

銀時は気になり高杉に話かけた。


「高杉、俺がなに…「高杉ィィイ」…え?」

後ろを振り向くと黒い隊服、真選組がこっちに向かってきているではないか。

「神妙にお縄につきやがれ、過激派攘夷志士高杉晋助!」

土方を筆頭にこちらに向かってくる。

「銀時、話の続きは今度な」

高杉が行ってしまう…

「高杉、待って…「高杉待てーって万事屋?」…」


高杉の姿はもうなかった。


今からでも間に合うと思い走ろうとしたら

ガシ

「オイ」


「…土方、離せよ」

土方に掴まれてしまった、でも今はそれどころではない。

「誰が離すか…お前確か、高杉と知り合いなんだよな?…屯所に来てもらおうか」


「……なせ」

「あァ?きこえねーよ」


「だから…離せっていってんじゃねぇーかァアア」


「!」

銀時は無理矢理土方をねじ伏せ、高杉のところに追いかけて行った。



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